中野 聡 (なかの・さとし)

特任教授  1959年生
 
歴史社会文化研究分野(アメリカ史、国際関係史 )

http://nakanosatoshi.com
研究室:国際研究館6階
オフィスアワー:火曜12:30~13:15 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

アメリカ史、アジア太平洋国際史、米比日関係史、アジア太平洋戦争史、大規模暴力とその記憶

現在の研究テーマと今後の抱負

米国、フィリピン、日本の3 国にわたる国家と社会の関係史を、相互に関連する複数の領域にわたって研究している。第1 に、20 世紀の民主主義をめぐる米比関係史を、他者表象・文化生成をめぐる近年の議論をふまえたうえで政治史的に語りなおすこと。第2 に、フィリピン系アメリカ(移民)史を、第2 次世界大戦の米比軍ベテランの対米移民問題を中心に検討すること。第3 に、フィリピンをめぐる戦争の記憶を比較史・国際関係史の視点から検討すること。第4 に、第2 次世界大戦期の日本のフィリピン占領史に関する史料収集、史実の再検討を続けること、第5に、米比日関係史を超えて大規模暴力の実像と記憶をめぐる総合的比較研究を行い、これと合わせてアジア・太平洋戦争史研究を国際化すること。第2点に関する科学研究費プロジェクトを完了して、第3、4、5点にかかわる科学研究費プロジェクトとして「マニラ戦の実像と記憶:平和のための地域研究」を2011年度に、「アジア・太平洋戦争および現代世界における大規模暴力をめぐる総合的比較研究」を2013年度に完了して、2013〜2014年の在外研究「アジア・太平洋戦争研究とジェノサイド研究の架橋と統合」の成果をふまえて、2015年度から大規模暴力の比較現代史についての総合的な研究教育のフォーラム作りのために科学研究費プロジェクト「アジア・太平洋戦争史の比較と総合:国際的研究教育プログラムの開発」を展開している。アメリカ政治とセクシュアリティに関する研究も開始している。

担当科目

社会学研究科・社会学部の講義情報・ゼミ情報詳細は本学学務情報システム(CELS)を参照してください。

大学院:

大学院ゼミナール [ 2024年度版案内2023年度版案内 ]

学部:

学部後期ゼミナール [ 2025年度版案内|2024年度版案内 ]

学歴

1983年 3月 一橋大学法学部第三課程(国際関係)卒業
1983年 4月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程地域社会研究専攻入学
1985年 3月 同課程修了
1985年 4月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程地域社会研究専攻入学
1990年 3月 同課程単位修得退学

学位

修士号(1985年 社会学修士、一橋大学)
博士号(1996年 社会学博士、一橋大学)

職歴

1990年 4月 神戸大学教養部専任講師
1992年10月 神戸大学国際文化学部専任講師に配置替え
1994年 6月 神戸大学国際文化学部助教授
1994年 9月 文部省在外研究員、フィリピン大学歴史学科客員研究員(95年 7月まで)
1999年 4月 一橋大学社会学部助教授
2000年 4月 一橋大学大学院社会学研究科助教授に配置替え
2003年 4月 一橋大学大学院社会学研究科教授(現在に至る)
2005年 9月 安倍フェローシップ、コロンビア大学東アジア研究所客員研究員(06年8月まで)
2013年9月 フルブライト研究員プログラム、ジョージ・ワシントン大学シグーア・アジア研究所客員研究員(2014年8月まで)
2014年12月 一橋大学大学院社会学研究科長・社会学部長(2016年11月まで)
2016年12月  一橋大学副学長(国際交流・広報・社会連携担当)

業績一覧(researchmap のページへ移動します)

https://researchmap.jp/read0065744

研究室所属の大学院生

博士後期課程:4 名
修士課程:3 名




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