教員紹介
鈴木 直文 (すずき・なおふみ)
教授
1975年生
総合社会科学専攻
共生社会研究分野(スポーツ社会学、都市政策・コミュニティ政策)
超域社会研究分野(開発研究、スポーツと開発)
研究室:第1研究館4階1410
オフィスアワー:月曜12:30~13:30 (事前にメールで予約してください。)
主要研究領域
都市/地域再生,スポーツと開発,余暇・スポーツと社会改善,社会的排除・包摂論
現在の研究テーマと今後の抱負
余暇・スポーツ・アートなど(=「楽しい」こと)をどのように社会的包摂(social inclusion)につなげられるか。これが中心的な研究テーマです。サブテーマとして、次の4つに取り組んでいます。1つ目は、スポーツ自体を包摂的にすることです。現状の体育・スポーツの実践が「スポーツ嫌い」(つまり「スポーツからの排除」)を生み出しているという認識に基づき、スポーツを「遊び」に戻すことで「仲間はずれ」を生まないスポーツ実践を作りたいと思っています。2つ目は、ホームレス問題や農村の過疎化をはじめとした社会的排除の問題にスポーツや余暇活動を通じてアプローチする仕組みづくりです。非営利組織の立ち上げ→拡大→見直し→ネットワーク形成→社会的発信というプロセスを通じて、包摂的な社会構造を作り出す実践を研究・支援しています。3つ目は、スポーツイベントなどに伴う都市開発が引き起こす社会的排除です。大規模な施設やインフラ整備は、地域住民や野宿者の強制移転やジェントリフィケーションを引き起こします。その実態を調査しています。4つ目は、グローバルな運動としての「開発と平和のためのスポーツ」の発展過程の分析です。主に途上国における人間社会開発の分野で拡大してきたスポーツの利用について、事例研究とデータベース分析を通じて調べています。通底しているのは、「楽しさ」の要素が社会変革に向けた主体的なアクションの生成と進展のメカニズムにどう関わるのか、ということです。
担当科目
社会学研究科・社会学部の講義情報・ゼミ情報詳細は本学学務情報システム(CELS)を参照してください。
大学院:
学部:
学部後期ゼミナール [ 2025年度版案内|2024年度版案内(3年), 2024年度版案内(4年) ] 学歴
平成11年3月 東京大学 文学部 行動文化学科 社会学専修課程 卒業
平成11年4月 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤工学専攻 修士課程 入学
平成13年3月 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤工学専攻 修士課程 修了
平成13年4月 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学専攻国際環境協力コース博士課程 入学
平成14年10月 University of Glasgow, Faculty of Social Sciences, Department of Urban Studies, PhD Programme入学
平成19年11月 University of Glasgow, Faculty of Law, Business and Social Sciences, Department of Urban Studies, PhD Programme 修了学位
平成11年3月 東京大学 学士(文学)
平成13年3月 東京大学 修士(工学)
平成19年11月 University of Glasgow Ph. D.職歴
平成18年4月–11月 Researcher, University of Glasgow, Faculty of Law, Business and Social Sciences, Department of Urban Studies
平成19年4月- 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻国際プロジェクトマネジメント寄附講座 寄付講座教員(助教)
平成20年4月- 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻マネジメントグループ 助教
平成22年4月- 一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻 専任講師
平成25年4月- 一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻 准教授
平成29年4月- 一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻 教授業績一覧(researchmap のページへ移動します)
研究室所属の大学院生
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博士後期課程:1 名
修士課程:3 名 -